皆さん、こんにちは!
月に2回、旬の野菜・果物を紹介しています。
今回は、さまざまな料理に使える常備野菜の代表、玉ねぎの栄養効能・豆知識・選び方・保存方法などを紹介していきます。
わかりやすく紹介!【栄養効能】
・外皮に含まれるポリフェノールに注目!
外皮や皮の近くにはポリフェノールのケルセチンが含まれています。
優れた抗酸化作用や、老化防止や肥満予防、動脈硬化の予防、コレステロール値の低下などの効果が期待できます。
主に外皮に含まれているので、味噌汁やスープの出汁にするといいですよ。

・涙を流す成分には体に良い効果がたくさん!
ツンとする香りの成分は、硫化アクリルによるもの。ビタミンB1と一緒に摂ると疲労回復効果がアップ、血液をサラサラに、抗菌作用を持つので風邪の予防も。
加熱すると、成分が変わってしまうため生食するのがおすすめです。
また水に長時間さらすと、硫化アクリルや他の栄養素が水に流れ出すので、短時間でさらすのがポイントです。
《美味しく食べたい方必見!!知らないともったいない!!!》
【失敗しない玉ねぎの選び方、保存方法のポイントと豆知識】
ここを見て買いましょう!【選び方】
・皮が乾燥しているもの
・ツヤがあるもの
・丸くてしまっているもの
・重みがあるもの
・首の部分に隙間がないもの
・ひげ根が長く伸びていないもの
新玉ねぎ→カビがついていないもの、重みがあるもの

美味しく長持ちさせたい!【保存方法】
玉ねぎは湿気に弱いので、湿気を避けることが重要です。
・日の当たらない風通しの良い冷暗所で保存
カットしたもの
・ラップで包んで冷蔵庫で保存
・輪切りやざくぎりにして冷凍保存可能。冷凍すると、水分が出やすくなっているので、炒め時間を短縮することが可能です。
新玉ねぎ→傷みやすいのでポリ袋に入れて野菜室で保存。2〜3日で食べ切るようにする。
玉ねぎの【豆知識】
・新玉ねぎと通常の玉ねぎとの違いは?
育て方と収穫・出荷のタイミングの違いが、新玉ねぎと通常の玉ねぎの違いです。新玉ねぎは、収穫してすぐに出荷されます。
新玉ねぎ=早生(わせ)品種(3〜5月に収穫)
通常の玉ねぎ=中生〜晩成品種(6月以降に収穫)
新玉ねぎは、皮が薄く白っぽく、柔らかくて辛味が少なく甘みがあるのが特徴です。
日持ちしないので購入したら早めに食べるのが良いです。

・炒めるとなぜ甘くなるの?
玉ねぎに含まれる「糖」や「アミノ酸」が加熱によって変化するのが要因です。
①玉ねぎには、ショ糖、果糖、ブドウ糖などの糖分が含まれています。加熱することでこの糖分が出て甘さを感じやすくなるため
②加熱すると玉ねぎの酵素の働きでデンプンが分解され糖に変わるため
③メイラード反応(食品を加熱した際に糖とアミノ酸などの間で褐色物質が生成される化学反応)のため
長時間炒めて飴色になった玉ねぎは旨味アップには欠かせない食材ですね!

昨年、大量の新玉ねぎをいただき連日コンソメ入りのオニオンスープを作ったのですが…流石に飽きてしまいお味噌汁にしたところ、これが全く飽きないんですよね。華のある主役ではないけど、欠かせない名脇役のような存在のお味噌汁の素晴らしさを実感しました。
この季節は新玉ねぎとわかめ、豆腐を入れたお味噌汁があれば幸せになれる筆者です。
