NEWS 【旬をおとどけ!】柿

2024.09.10

皆さん、こんにちは!

月に2回、旬の野菜・果物を紹介しています。

今回は秋を代表する果物で、鮮やかなオレンジ色が美しい柿の紹介です。

【柿について】

・旬は9〜11月。

・昔から『柿が色づくと医者が青くなる』と言われるほど栄養成分が充実しています。

・ビタミンCの含有量は柑橘類の約2倍と非常に豊富です。

【栄養効能】

・オレンジ色の果肉にはβカロテンに加えて、βクリプトキサンチンが含まれ、どちらも活性酸素から体を守る抗酸化成分です。

βクリプトキサンチンにはβカロテンの約5倍の抗酸化作用があり、骨粗相症や糖尿病予防効果も期待できます。

・柿の渋味はタンニンによるもの。タンニンは優れた抗酸化力があり、老化防止や生活習慣病の予防に有効なほか、アルコールが分解される過程で生じるアセトアルデヒドを分解する働きがあり、二日酔いの予防に有効です。

柿にはカリウムも含まれているので、利尿作用と合わせて、二日酔いのもととなる有害物質を体外に排出することができます。

・干し柿はビタミンCやタンニンの効果は生の柿よりも減りますが、カロテンや食物繊維は増します。

・実にはみかんの約2倍のビタミンCが含まれ、免疫力向上、動脈硬化防止、貧血、糖尿病予防などの効果が期待できます。

《主婦の方必見!知らないともったいない!!》

【失敗しない柿の選び方、保存方法とおいしい食べ方のポイント】

【選び方】

・果皮がハリと艶があり、色が均一なもの

・赤みがあり、大きくて重みがあるもの

・張りのあるヘタで、果実に張り付いているもの

【保存方法】

・ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で1週間ほど保存可能です。

・柿のヘタは呼吸しているため、濡らしたティッシュなどをヘタに当てて逆さにして置いておくと熟すのを遅らせることが可能です。

【美味しい食べ方】

◎柿に含まれる豊富なビタミンCを効率よく摂る組み合わせ◎

・柿➕豆腐

ビタミンEの豊富な豆腐、ビタミンEの働きを活性化するごま、柿で白あえに。

ビタミンCが持つ抗酸化力をサポートするビタミンEを含む食材と一緒に摂るのがおすすめです。

・柿➕大根

消化を良くする大根と合わせてなますに。

柿と大根はストレス緩和と疲労回復に効果のあるビタミンCが含まれるので、お疲れ気味の方に食べていただきたい1品です。

子どもの頃は、干し柿に魅力を感じず食わず嫌いのまま大人になりました。

2年ほど前、料理上手な友人に干し柿を貰いました。

料理上手な人がくれるのだから美味しいものなのだろうし、せっかく貰ったのだからとりあえず食べてみようと、口に入れたところ、あまりの美味しさに「なんだこれ…」と声が出たことを覚えています。

滑らかな甘味、ねっとりとした餡子(あんこ)のような食感。初めて味わった干し柿は私の好きなおやつ上位に一瞬で躍り出ました。

あの日、友人に干し柿を貰わなかったらこの先の人生、干し柿の美味しさを知らずにいたかもしれません。