NEWS 【取締役・取締役会の法律実務研修会】に参加しました!

2024.12.09

皆さん、こんにちは!

12月6日(金)に、場内【大会議室】で開催された《取締役・取締役会の法律実務研修会》に参加させていただきました。

講師は、今年7月に《ハラスメント防止研修会》でもお世話になりました、中嶋先生です。

今回の研修会は第2弾です。

4部構成で行われた研修会の様子をご紹介します。

前半(第1部・第2部)では、「取締役とその役割」「取締役会の運営」について学びました。

はじめに、法律で決められている基本的なルールや構造をお話しいただきました。

経営と業務の違い、取締役の責任、会社法で定められている株主・取締役・代表取締役の関係や選任/解任などについて、みくりや青果グループの具体例を用いて、ご説明いただきました。

取締役が株主に選ばれ、代表取締役が取締役に選ばれるため、株主が1番偉いと、法律上は考えられます。

ところが、株主第一(至上)主義の考え方から、最近ではステークホルダー資本主義の考え方へと変わってきている会社も多いようです。

これは、株主のためだけでなく、従業員・お客様・取引先・コミュニティ・行政などのあらゆるステークホルダーを大切にしようという考え方です。

キャリアのゴール、または延長上に取締役があるという認識の会社もありますが、取締役は従業員とは質的に異なります。

従業員のように雇用契約で守られておらず、会社との関係は委任契約となっているのがポイントです。

会社が大きくなるにつれ、1人であれもこれもとできなくなります。

そこで、どんどん部下へ権限以上をしていかなければなりません。

そのために、内部統制システムを整備することが求められ、取締役会ではこういったことや、何を重要なものと扱うかを決めていきます。

「こういう考え方・方針で経営します」と株主に示し、経営陣が邁進するためにも、経営方針の明文化は欠かせません。

中嶋先生より、 「みくりや青果グループのホームページは、経営方針がきちんと書かれており素晴らしい」と好評をいただきました。

https://118mikuriya.co.jp

後半(第3部・第4部)では、「取締役の義務と責任」「取締役とコンプライアンス」について学びました。

取締役の義務違反の具体例や、取締役が責任を問われた裁判例などをお聞きし、「知らなかった」では通用しないのだと思いました。

損害賠償責任が高額化の傾向にある現在、前半でもお話しいただいた、「内部統制システム」の構築が大切です。

最後に、前回の研修会(ハラスメント防止研修会)でも学んだコンプライアンスについて復習し、取引契約書の勘所を学びました。

青果を扱う私たちにとって、非常に重要な「生鮮食料品等の取引の適正化に関するガイドライン」についても教えていただき、契約書の内容について、より一層注意深く確認しなければならないと思いました。

2時間の研修会の後は質疑応答が行われました。

日頃から契約書を多く扱う方たちからの質問に対して、具体例を挙げ、わかりやすくご回答いただけました。

みくりや青果グループの今後ますますの発展のためにも、内部統制システムの構築などは欠かせません。

今回学んだことを1人でも多くの従業員の皆様に共有し、会社全体として意識を向上させていきましょう!

中嶋先生、お寒い中、ご足労いただき誠にありがとうございます。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。