NEWS 『デザイン経営の好循環』強化プロジェクトを開催しました!

2024.09.19

皆さん、こんにちは!

9月18日(水)に、場内「大会議室」で開催された【『デザイン経営の好循環』強化プロジェクト】に参加させていただきました。

今回も、弁理士の土生哲也先生にお越しいただき、講義を行っていただきました。

また、池田泉州銀行の真鍋充宏様、平田宗己様にもお越しいただきました。

ワークショップでは、お三方に各グループのファシリテーターを務めていただき、参加者の発言を促してくださいました。

みくりや青果グループの存在意義を考えていくために7月から始まった今回のプロジェクト。

世の中が絶対主義から、差異を認めることや多様性を尊重する相対主義へと流れている中、人それぞれが違う中で「こういう部分は同じだよね」といった共通の部分(共通了解)を見つけていくための取り組みです。

土生先生による講義・ワークショップの様子をお伝えします。

アイスブレイクでは、農家さんが野菜を持っている写真を見て、吹き出しにどんな言葉を入れるかを考えました。

同じ写真を見ても、人それぞれ吹き出しに入れる言葉は違います。

生産者側かお客様側のどちら目線で考えるのか、また、人にフォーカスするのか、野菜にフォーカスするのか、など着眼点は人によって異なります。

アイスブレイクを通して、普段皆さんがどういった意識で仕事をされているのかが少し見えてきました。

アイスブレイクの後は、土生先生による『デザイン経営』についての講義です。

20世紀はモノが足りなかったため、「良いものをつくれば売れる」時代でした。

21世紀以降、モノが余るようになり、「新しい価値の提案が求められる」時代が到来しました。

言い換えれば、正解のない時代であり、そのような時代だからこそ、①人(ユーザ)を中心に考え、②柔軟に反復・改善を繰り返す《デザイン経営》の考え方が必要になってくるというお話でした。

ワークショップでは、グループに分かれて、「こういうところが、うちの会社らしいなぁ」と感じられる写真をもとに、その写真を選んだ理由やみくりや青果グループに対する想いを話し合いました。

今回はキーワード抽出後、みくりや青果グループの「らしさ」を各グループの代表者に発表していただきました。

「お客様からの信頼を得るための結束力」「新しいことに前向きに挑戦できる環境」「多様な仕事・多様な働き方」「助け合い」など、各グループから様々なみくりや青果グループ「らしさ」が出ました。

‟青果”を通して、生産者・お客様・働く人たちの3つの視点から考えることができた貴重な機会となった今回のワークショップ。

ここで、参加者の声をいくつか紹介します。

「たくさん意見が出る中で、発表者の方が上手にまとめておられ、すごいなと思いました。」

「皆さんの意見が自分にとって新鮮なものばかりだったので、それを知ることができて良かったです。」

「皆さんから出た意見をまとめようと頑張っている部下の姿を見れて良かったです。」

今回のワークショップも、文化醸成(社内外の仲間づくり)と価値創造(ものづくり)を連動させるための橋となる人格形成について、学びが深まった2時間となりました。

土生先生が「人格形成が理解され、共有できている会社は強い」とおっしゃっておられたように、みくりや青果グループのさらなる発展のためにも、《デザイン経営》を取り入れていくことが大切だと実感しました。

次回は「青果の未来」とは何かを皆さんと考えていきたいと思っていますので、今回学ばれたことを是非、他の方にもお話しいただければと思います。

お忙しい中、ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。

土生先生、真鍋様、平田様、誠にありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。