皆さん、こんにちは!
スーパーで売れ残る野菜、冷蔵庫で傷んでしまう食材——
毎日の暮らしのなかで、私たちも知らず知らずのうちに“もったいない”を生み出しています。
そんな日常の「当たり前」に問いを投げかけ、地域の人々と一緒に行動してみたら、何が見えてくるのでしょうか?
今回私たちは、茨木市が進める地域共創プロジェクト「茨木共創部」に参加し、“食品ロス”をテーマにしたチーム活動に取り組みました。
その現場で感じた「気づき」と「広がり」について、ご紹介します。
【茨木共創部とは?】
茨木共創部は、茨木市が市民・企業・行政を巻き込んで地域課題に取り組む“部活動型プロジェクト”です。令和6年度から本格始動し、参加者はそれぞれの視点から自由に意見を出し合い、行動に移すことができます。
私たちはその中でも「食品ロスチーム」に所属し、地域とともに“食”を考える活動に参加しました。

【食材を持ち寄り、「食」を通して語り合う】
今回の活動では、参加者が家庭で余っている食材やご家庭で育てられた野菜などを持参し、みんなで調理しました。ただ料理をするのではなく、「食材の背景」や「食品ロスの原因」について自然に語り合う空間が生まれたのです。
そうした対話の中から、「もったいない」の正体が少しずつ見えてきました。
企業として食品に携わる私たちも、日々の業務とは違った視点で“食”を捉える貴重な時間となりました。

【食事から、次のアイデアが生まれる】
料理と会話を楽しんだあとは、次回イベントの企画会議へ。
「次は学生も巻き込んでみよう」
「場所は“おにクル”を使ってみては?」
「染色ワークショップをまた開催するのもいいかも!」
意見を出し合ううちに、共創の輪がどんどん広がっていく感覚を体験しました。
一人では思いつかない発想も、立場の違う誰かと出会うことで形になっていく——それがこのプロジェクトの醍醐味だと感じています。


【「会社」と「まち」がつながる瞬間】
今回の活動では、以前私たちが説明会に参加した「オープンカンパニー」の話題も自然と広がり、「地域の中で企業は何ができるのか」「未来のためにどんなつながりが必要なのか」といった問いが共有されました。
共創部の活動は単なる“イベント”ではありません。
地域の人々と同じテーブルを囲みながら、まちの未来について一緒に考える——
その中で、企業の私たち自身も「地域を支える一員」としての役割を再確認しています。
「もったいない」を「たのしい」に変える。
「会社とまち」をつなげる小さなきっかけを、私たちはこれからも探し続けます。
食品ロスの問題に向き合うことは、ただ資源を守るだけではなく、
地域の人と“未来をともにつくる”ことに他なりません。
次回の共創活動にも、どうぞご期待ください。